底地とは何?借地権との違いは?売却や買取などについてもチェック!
借地権について調べた時に「底地」という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
今回は底地と借地権の違いとは何かをまず解説したうえで、その売却や買取、価格相場などについても説明します。
底地と借地権との違いとは何?実は立場によって言葉が違う!
底地と借地権の違いとは、実は「土地を貸す側(借地権者)か、借りる側(賃借人)か、その立場によって捉え方が違う」というのが答えです。
土地を貸す借地権者から見れば、その土地は「借主の建物が上に建っている底地」であり、土地を借りる賃借人から見れば「建物は自己所有名義でも、土地は借地権という権利のもとで借りているだけ」といった感じです。
つまり「底地」も、「借地権が発生している借地」も、物理的には同じ土地であってもおかしくありません。
底地=借地権が発生している借地の売却・買取はできる?そのケースとは?
地主(借地権者)から見れば底地を売却する=借主(賃借人)から見れば借地権が発生している借地の買取をする、という取引ができるかどうかといえば、これはもちろんできます。
これができるケースとはもちろん「借地権者と賃借人の合意があった場合」ですね。
賃借人としては、買取をすれば地代や手数料が不要になり、土地も担保にできるので住宅ローン利用に有利、土地も自由に使えるようになるというメリットがあるため、借地権者が底地を売却したい場合はまず借地権者にこうしたメリットをあげつつ話を持ちかけていくのがおすすめです。
底地=借地権が発生している借地の売却価格の相場とは?
底地つまり借地権が発生している借地の売却価格の相場とは「誰に売却したか」によって大きく異なります。
借地権者と賃借人が合意して、賃借人が借地権者から底地を買取する場合は一般的な土地の売却相場より少し安めぐらいの価格でも十分契約成立する可能性がありますが、合意が得られず、賃借人以外に売却するという場合はそうはいきません。
そうした底地は、買取する側としては「流動性が乏しい」という判断をされ、こうした場合は相場の10~15%ぐらいの価格でしか売れないというケースもあります。
底地の売却をするためには、賃借人との合意を目指すことを最優先としたいものですね。
また賃借人側から見れば「借地権が発生している借地の買取を持ちかけられた場合、地主は他の人に売却しても不利になるのだから、多少は安くしてもらえる可能性が高い」といえます。
まとめ
今回は底地と借地権の違い、売却や買取などの可否、相場などについて解説しました。
底地と借地権の違いは、自分が地主か借主か、その立場で言葉が違うだけです。
売却・買取は地主と借主双方の合意が得られることが一番理想的なスタイルですよ。
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